今や新製品でもなんでもないのだが、一昨年モデルアート誌に新製品作例として掲載された「夕雲型」をあらためて解説したいと思う。
初回はまず、キット概要と連載の方向性について。
“半世紀ぶりのリニューアルキット – 1/700で夕雲型駆逐艦をつくる: 序” の続きを読む
いまのところは、模型とその周辺雑記。
今や新製品でもなんでもないのだが、一昨年モデルアート誌に新製品作例として掲載された「夕雲型」をあらためて解説したいと思う。
初回はまず、キット概要と連載の方向性について。
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テプラカートリッジに無地デカールを組み込んで印刷する技法、「テプラデカール」。今回はその大きな長所である白デカールを作成してみる。
前回の序説で、テプラデカールは年々製作環境の維持が困難となるアルプスのマイクロドライプリンターを代替しうるものである、と云うところまで述べた。
今回は最初の一枚として、他方式に比べての目立つ長所である白印刷に挑戦してみる。
先日、ツィッタァでテプラデカールなるものを見かけた。
これが緩やかに絶滅に向かっているアルプスのマイクロドライプリンター (以下、「MDプリンター」) の代替になりそうで、手を付けてみることにした。
“MDプリンター代替としてのテプラデカール – テプラデカールの研究: 序” の続きを読むアオシマのリニューアル版「イラストリアス」の完成である。餓鬼の時分に作り散らかしたのは措いといて、模型をちゃんと作るようになってから最大のフネである。
また、空母を組んだのも初めて、おまけに英国艦も初めてである。それ故に完成後1年以上経た今では色々粗が気になってしまうが、ともあれ完成できた、と云うのは自信につながるものだ。
“初英国艦にして、初空母 – 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 完” の続きを読む前回、大戦初期の本国艦隊の塗装が中明度のグレー単色、甲板面はそれよりやや暗めのグレーであることを述べた。今回はその具体的色調について考えたい。
“戦間期~第二次大戦初期におけるイギリス本国艦隊の色調を考える – 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 8” の続きを読む
先日、ガンダムNTを鑑賞してきた。UCの外伝が下敷きらしいのだが監督が違う所為かMS戦の描写の印象が異なり、UCが人の動きを下敷きとした「見栄を切る」アクションが光ったのに対し、ナラティブでは縦方向の動きを活かした「メカならでは」の動きが魅力的だった。
中でも冒頭で登場したディジェ対アンクシャの戦いは印象的で、発売間もないHGUCディジェを勢いで作ってしまった。
何かを調べようにも、その調べたいものの名前が判らない、みたいな「服を買いに行くための服が無い」と云うことは無いだろうか。
昨年、「イラストリアス」を作っている時の私はまさにそんなありさまで、今回はまず「服を買いに行くための服を作る」ところのおはなし。
“戦間期~第二次大戦初期におけるイギリス本国艦隊の塗装概説: 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 7” の続きを読む
再び長らく間が開いてしまったが、短艇模型スペシャルの内火艇篇である。
以前本連載で触れた、アオシマのリニューアル版短艇が同梱された「エクセター」も発売となり、今回はそれも交えて比較してみたい。
“短艇模型スペシャル No.8「英空母イラストリアスの短艇: 内火艇篇」– 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 6” の続きを読む
9月22日・23日両日、東京月島にあるギャラリー「アートはるみ」にて開催される「第10回 艦船模型合同展示会」に参加する。久々の東京での展示、お近くの方はお運びいただけると幸いである。
大変長らく間が開いてしまったが、短艇模型スペシャルの橈艇篇をお届けしたい。グダグダとしている間、幸いにも各社の英国大型艦キットがいくつか手に入ったので、それらと比較しつつ形状を検証してみよう。
「イラストリアス」、艦本体の船体形状は素晴らしいだけに、短艇ももうちょっと頑張って欲しかったなあ。
“短艇模型スペシャル No.7「英空母イラストリアスの短艇: 橈艇篇」– 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 5” の続きを読む