カッティングマシンで極細の帯材と、スジボリ入りプラ板を作る試み

突然だが、カッティングマシンを買ってみた。

世の中には、コレで鉄道模型の車両の窓枠を切り出すような剛の者も居るらしいのだが、志の低い私は、まずは直線に切る、と云う基本機能で、どこまで応用が利くか、と云うのを試してみる。

要は、手作業で細い帯材を切り出すのに疲れたのだ ()

“カッティングマシンで極細の帯材と、スジボリ入りプラ板を作る試み” の続きを読む

不完全版・模型用塗料の近似修正マンセル値一覧表: 水色・青色篇

「買った塗料が瓶の蓋やメーカー見本と全く別物と知って、世を儚み (ry」みたいなのが少しでも減るかもしれない、各社の模型用塗料から実測した、修正マンセル表色系に基づいた色の値 (以下、修正マンセル値) の一覧。

水色・青色篇では、修正マンセル値の色相記号が「10G~10PB」の水色~青~紺系の色を収録。

“不完全版・模型用塗料の近似修正マンセル値一覧表: 水色・青色篇” の続きを読む

イタレリ製とフジミ製、ふたつのB型のアウトラインを比較する – 1/72でJu 87 B「スツーカ」をつくる: 序

イタレリ製とフジミ製、ふたつのB型のアウトラインを比較する - 1/72でJu 87 B 「スツーカ」をつくる: 序

今まで艦船ネタが続いてきたが、今回は毛色を変えて空モノである。

最近、二次大戦期の固定脚機がお気に入りなので、ドイツ空軍のJu 87「スツーカ」を1/72で作ってみようと思う。
スツーカと云えば、電撃戦の立役者のB型か、「ソ連人民最大の敵」ルーデル大佐のG型だが、今回は武骨な鼻面が特徴のB型で3機小隊を組ませたい。

“イタレリ製とフジミ製、ふたつのB型のアウトラインを比較する – 1/72でJu 87 B「スツーカ」をつくる: 序” の続きを読む

不完全版・模型用塗料の近似修正マンセル値一覧表: 黄緑色・緑色篇

「買った塗料が瓶の蓋やメーカー見本と全然違う色で、何もかも嫌になって出家」みたいなのが少しでも減るかもしれない、各社の模型用塗料から実測した、修正マンセル表色系に基づいた色の値 (以下、修正マンセル値) の一覧。

黄緑色・緑色篇では、修正マンセル値の色相記号が「10Y~10G」の黄緑~緑色~深緑色系の色を収録。

2015年 (平成27年) 1月24日追記: 「10Y~10GY」から「10Y~10G」に収録範囲を拡大、GY色相とG色相を一括して収録する事とした。

“不完全版・模型用塗料の近似修正マンセル値一覧表: 黄緑色・緑色篇” の続きを読む

木甲板色の褪色について考える – 1/700で砲艦嵯峨をつくる: 後篇

砲艦「嵯峨」のお手軽スクラッチ後編、とはいえ、工作要素は無く、専ら木の色についての研究と妄想

写真が多く記事そのものは長いけど、文字数的にはさほどでもないので気軽にお読みくださいまし。

“木甲板色の褪色について考える – 1/700で砲艦嵯峨をつくる: 後篇” の続きを読む

大型天幕の自然な弛み表現に挑む – 1/700で砲艦嵯峨をつくる: 前篇

先日、「艦船模型沼の会」というツィッタァ上のイベントに参加したのだが、何か展示用に新作が欲しいなあ、と思い、砲艦「嵯峨」をスクラッチした……まあ、案の定、期日までに完成しなかった訳だが。

手持ち写真からのお手軽工作で、大して特筆事項もないのだが、技法的な部分で2つほど試みが有るので記事にしてみた。今回は前篇、大型天幕の表現について考えてみる。

“大型天幕の自然な弛み表現に挑む – 1/700で砲艦嵯峨をつくる: 前篇” の続きを読む

スクラッチしたのは正解だった? – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 完

スクラッチしたのは正解だった? - 1/700で天龍型軽巡をつくる: 完

祝! 「天龍」「龍田」、キットリニューアル決定!!

そんな訳で、このスクラッチの記事が誰かの役に立つ可能性が、ほぼ失われたような気もするのだが、後半の参考資料一覧は新キットを組む時にも役立つんじゃないかな!!

怖いねえ、スクラッチするとキット化されるって、模型界隈でよく聞くジンクスだけど、ホントにあるんだねえ。

“スクラッチしたのは正解だった? – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 完” の続きを読む

「天龍型」フルスクラッチの過程、濃縮版 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 18

「天龍型」フルスクラッチの過程、濃縮版 - 1/700で天龍型軽巡をつくる: 18

今回は今までのスクラッチの工程のダイジェスト版。

船体の工作辺りは、全くゼロから作り起こしになるので大変そうだが、見た感じよりは楽

そして、逆に船体さえ形になれば、後は船体をゲージにしてキット改造と同じ感覚で進められるので、興味が湧いたら、ぜひ挑戦してみて欲しい。

“「天龍型」フルスクラッチの過程、濃縮版 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 18” の続きを読む

ふたたび、空気遠近法を意識して塗ってみる – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 17

ふたたび、空気遠近法を意識して塗ってみる

今回は塗装の話。

前回の駆逐艦「樅型」の際は、目分量であたりを付け、そこから逆算的に色値の変換式を考えていたが、今回は先日の空気遠近法の記事に基づき、配色設計をしてみた

“ふたたび、空気遠近法を意識して塗ってみる – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 17” の続きを読む

船体の艤装と演習砲・礼砲を工作する – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 16

「船体の艤装と演習砲・礼砲を工作する

「天龍型」のスクラッチもいよいよ大詰め、今回は工作関係の締めくくりとなる、舷窓や舷外電路などの各種艤装関連や、小物類について。

舷窓回りなどは、検証に結構時間がかかった記憶があるのだが、記事に起こしてみると意外にボリュームがなく、いささか寂しさを感じる ()

“船体の艤装と演習砲・礼砲を工作する – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 16” の続きを読む