MG誌系のケレン味つゆだくのコピーライティングに慣れていると、MA誌系のソレはなんか枯れた感じに見えてしまう。
MA系作例をお手本に工作しようとすると、いとも簡単そうに淡々と記述されている事が、時折えらく高難易度で悶絶させられる。
この感覚、他にどこかで…と、思い出してみたらアレだ、「ボブの絵画教室」!
「ね、簡単でしょう?」
5インチの筆があると、なんでも描ける気がするんだよなあ。
いまのところは、模型とその周辺雑記。
垂直方向のバランスって、実はディテール以上に艦船模型のスケール感を左右するんじゃなかろうか。
現物と模型的見栄え、物理的制約の狭間で、どうやって説得力のある表現をするか悩むのは、スケールモデルならではの醍醐味。
模型も1/700と縮尺幅が大きくなってくると、「物理的な正確性」が「イメージの中のあるべきかたち」に負けてしまうことがままある。
そこを、うまい具合に両者並び立つ程度の「造形的ウソ」がつける人になりたい。
インジェクションキットの小部品の抜きテーパーを修正していると、結局、面倒臭くなって自作してしまうという罠。
どうにも夏に弱い。
工作自体は先週末に終わっていたにもかかわらず、帰宅して記事を書こうとすると力尽きて寝てしまう。
冬は、まだか。
ハセガワの1/700駆逐艦「樅」のキットは、全長が短く乾舷が高いため、実艦の写真と見比べると腰高でオモチャっぽく見える。とりあえず、手の赴くままに切った貼ったしてみる。
製作記事を開始してから3ヶ月目にして、やっとこさ工作の話である。
我乍ら、呆れるばかりの下準備の長さだ。
しかし、数年ぶりにプラスチックを削る感触は、実に心地好い。
やはり自分は模型作りが好きなのだと再認識させられた。
一見同じように思える、「樅」~「若竹」の八八艦隊計画下の二等駆逐艦群、実は意外に細部が違った。
定番資料の光人社「日本の軍艦」や海人社「日本駆逐艦史」にも記載がない、でも、調べれば調べるほど「蔦型駆逐艦」が存在したとしか思えないのだ。
前回の記事から約半月、早く先に進みたい云々と書いておいて、いまだ資料の山の中である。
ひとたび気になると無視できなくなるのだ。 私の「調べもの欲」は持病に近い。
はたして、製作に掛かれるのはいつの日か。
長さ、全長、垂線間長、とかく船に関する長さの数字はややこしい。 そしていつも模型ができてから間違いに気付いて悶絶するのだ。
製作にかかる前に、まずは資料を見て修正点を洗い出す。
特に、船体寸法などは、最初の内に修正をしておかないと後々泣きを見る事になるので。(実体験)
久しぶりに模型を作りたくなった。 ついでにブログも作りたくなった。
何がきっかけだったか忘れてしまったのだが、数年ぶりに模型を作りたくなった。
これまた数年ぶりにMG誌を買って読んでみて、グッと来たのがフネだったので、艦船模型で戦線復帰することにする。