天龍と龍田の相違点を検証する: 後篇 – 続・1/700で天龍型軽巡をつくる: 2

前回の記事では、ハセガワの新キットで再現された「天龍」と「龍田」の差異について検証した。

今回はそれに引き続き、キットでは省略された差異について考えてみようと思う。思いの外、省略点があるのだが、通して検証してみると、そこにメーカーの設計意図がおぼろげながら見えてきた気が。

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天龍と龍田の相違点を検証する: 前篇 – 続・1/700で天龍型軽巡をつくる: 1

例によって、本格的な工作の前にお勉強回である。

両艦の違いについてはスクラッチした時に粗方調べ尽くしたと思っていたが、改めて調べてみると意外な発見がある。

ただ、問題は、その発見が必ずしも「天龍型」にまつわるものとは限らない、と云う事だ

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スクラッチしたら新キットが出たので、またつくる – 続・1/700で天龍型軽巡をつくる: 序

ツィッタァをご覧いただいている方はご存じのとおり、実は昨年からスツーカと並行してハセガワの新版「天龍」「龍田」を作っている

色々未確定事項があり燕雀洞の記事にはしていなかったのだが、概ね纏まったのでスツーカと並行して連載を始めてようと思う。あ、もちろんスツーカを諦めた訳ではないので、ご心配なく (フラグ?)

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ハセガワ新キットを肴に、砲雷装の形状について考える – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 番外編2

ついに因縁の () ハセガワ新版天龍・龍田が発売されたので、スツーカをちょっとお休みして番外編。
手元にスクラッチしたものが2隻揃っているので、新ハセ版については特に急いで作る予定もなかったのだが、一部から熱いキット評リクエストがあったので、キット雑感と、スクラッチ版の際には気付かなかった考証の補遺を3題。

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スクラッチしたのは正解だった? – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 完

スクラッチしたのは正解だった? - 1/700で天龍型軽巡をつくる: 完

祝! 「天龍」「龍田」、キットリニューアル決定!!

そんな訳で、このスクラッチの記事が誰かの役に立つ可能性が、ほぼ失われたような気もするのだが、後半の参考資料一覧は新キットを組む時にも役立つんじゃないかな!!

怖いねえ、スクラッチするとキット化されるって、模型界隈でよく聞くジンクスだけど、ホントにあるんだねえ。

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「天龍型」フルスクラッチの過程、濃縮版 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 18

「天龍型」フルスクラッチの過程、濃縮版 - 1/700で天龍型軽巡をつくる: 18

今回は今までのスクラッチの工程のダイジェスト版。

船体の工作辺りは、全くゼロから作り起こしになるので大変そうだが、見た感じよりは楽

そして、逆に船体さえ形になれば、後は船体をゲージにしてキット改造と同じ感覚で進められるので、興味が湧いたら、ぜひ挑戦してみて欲しい。

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ふたたび、空気遠近法を意識して塗ってみる – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 17

ふたたび、空気遠近法を意識して塗ってみる

今回は塗装の話。

前回の駆逐艦「樅型」の際は、目分量であたりを付け、そこから逆算的に色値の変換式を考えていたが、今回は先日の空気遠近法の記事に基づき、配色設計をしてみた

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船体の艤装と演習砲・礼砲を工作する – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 16

「船体の艤装と演習砲・礼砲を工作する

「天龍型」のスクラッチもいよいよ大詰め、今回は工作関係の締めくくりとなる、舷窓や舷外電路などの各種艤装関連や、小物類について。

舷窓回りなどは、検証に結構時間がかかった記憶があるのだが、記事に起こしてみると意外にボリュームがなく、いささか寂しさを感じる ()

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「スカイウェーブジャーナルNo.6」の「天龍型」の記事を検証する – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 15

「スカイウェーブジャーナルNo.6」の「天龍型」の記事を検証する

先日、読者の篠崎敏彦氏のご厚意で、「スカイウェーブジャーナルNo.6」の「天龍型」の記事を読んだ。

10年程前に刊行されたピットロード発行の冊子 で、「天龍」の平面図が載っているらしいという噂があり、製作当初より興味があったものの入手が叶わなかった資料だ。

全文転載は著作権上の引用の範囲を超え、問題があると思われるので、既存資料に記述のない事項を中心に、要点の引用・まとめと所感について述べたいと思う。

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短艇模型スペシャル No.5「八八艦隊系軽巡洋艦の短艇: 内火艇篇」 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 14

短艇模型スペシャル No.5「八八艦隊系軽巡洋艦の短艇: 内火艇篇」

今回は、軽巡用短艇パーツ各社比較の後編、9m、10m、11m内火艇について。

日本の巡洋艦の中でも大所帯の5,500級ファミリーが装備しているので、アフターパーツにも恵まれているだろう、と思いきや、さにあらず

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