短艇模型スペシャル No.4「八八艦隊系軽巡洋艦の短艇: カッター篇」 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 13

短艇模型スペシャル No.4「八八艦隊系軽巡洋艦の短艇: カッター篇」

今回は、短艇類についての検証と、各社パーツの比較の前編。

基本的には「天龍型」の装備を中心に解説を進めているが、5,500級の各艦も装備数は違えど同種の短艇を搭載しているので、そのあたりを作る際のパーツ選びにも応用できるはず

“短艇模型スペシャル No.4「八八艦隊系軽巡洋艦の短艇: カッター篇」 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 13” の続きを読む

前後マストで「天龍」「龍田」を見分ける&続・単檣はテーパーが命 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 12

前後マストで「天龍」「龍田」を見分ける&続・単檣はテーパーが命

今回は、艦橋と並ぶフネの顔、前後のマストについて。

「天龍型」の前後檣は、「天龍」と「龍田」で比較的相違が多く、両者を作り分ける点では作り込み甲斐がある個所である。
また、工作面では前回の「樅型」駆逐艦製作の際の反省を踏まえ、主柱テーパーの再現に新しい方法を試してみた。

“前後マストで「天龍」「龍田」を見分ける&続・単檣はテーパーが命 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 12” の続きを読む

全体のシルエットにこだわった14cm単装砲を目指す – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 11

全体のシルエットにこだわった14cm単装砲を目指す

前回に引き続き、14cm単装砲の砲盾についての調査、と今度こそ製作編

14cm単装砲だけの話題で3本も記事が読めるのは、「燕雀洞」だけ! ()

“全体のシルエットにこだわった14cm単装砲を目指す – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 11” の続きを読む

「天龍」のキーワードで探しても見からない、「天龍型」の資料の話 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 番外編

「天龍」のキーワードで探しても見からない、「天龍型」の資料の話

今回は、昨日の記事を発端として、幾つか芋蔓式に見つけた「天龍」の公式図面が、意外と巷間に知られていないようなので、まとめて紹介したいと思う。

何故、「番外編」か……それは、見つけた資料が全て工作を終えてしまっていた部分だからである。

嗚呼、半年前に入手できていれば、どんなに楽だったことか!!

“「天龍」のキーワードで探しても見からない、「天龍型」の資料の話 – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 番外編” の続きを読む

14cm単装砲の砲盾天蓋について考える – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 10

14cm単装砲の砲盾天蓋について考える

前回は、各社の14cm単装砲の部品を比較してみたので、今回はそれに基づく工作篇……の予定だったが、手を動かす前に、本物の14cm単装砲について幾つかの疑問点があったので、調べてみた

結果、工作についてどうなったかは、まあ察して欲しい

“14cm単装砲の砲盾天蓋について考える – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 10” の続きを読む

魚雷発射管の周辺構造に悩む – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 8

魚雷発射管の周辺構造に悩む

今回は魚雷発射管とその周辺。

ハセガワのキットでは、まるっと省略されているせいか、予備魚雷格納所やスキッドビームについて参考になる先行作例も乏しい。

艦橋と並んで想像造形の部分が多く、見た目の地味さに反して手こずらされた

“魚雷発射管の周辺構造に悩む – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 8” の続きを読む

写真を手掛かりに「天龍」と「龍田」の艦橋を作り分ける – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 7

写真を手掛かりに「天龍」と「龍田」の艦橋を作り分ける

前回、意外な新情報によって「天龍」の艦橋形状については、かなり詳細を知ることができた。

しかし、「龍田」については依然として情報に乏しく、開戦直前に撮影されたわずかな写真を手掛かりに形状を特定する他ない。

今回は、不明なりに「天龍」と「龍田」の差異が判るように作り分けるとともに、艦橋基部の時と同様、写真を元にした推測により、両艦の羅針艦橋の基本寸法を割り出してみようと思う

“写真を手掛かりに「天龍」と「龍田」の艦橋を作り分ける – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 7” の続きを読む

戦時中の「天龍」かもしれない写真を検証する – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 6

戦時中の「天龍」かもしれない写真を検証する

先日、AKIベエ氏より、前回の艦橋の記事にコメントを頂き、「一億人の昭和史 [10] 不許可写真史」に掲載されている写真が、戦時中の「天龍」ではないか、というご指摘があった。

私は寡聞にして、同書の存在すら知らなかったのだが、幸い、近所の図書館に所蔵されており、早速検証してみた。

“戦時中の「天龍」かもしれない写真を検証する – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 6” の続きを読む

「球磨型」の図面から、艦橋基部の平面形を考える – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 5

「球磨型」の図面から、艦橋基部の平面形を考える

「天龍型」の艦橋については、図面の類が一般には出回っておらず、また、旧式艦のためか、出版物による写真資料でも鮮明な写真に恵まれていない。

そこで、後継の「球磨型」の形状から逆算して、艦橋基部の平面形を導き出せないか試してみた

“「球磨型」の図面から、艦橋基部の平面形を考える – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 5” の続きを読む

ディテールの密度を意識して後部操舵室周りを構築する – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 4


ディテールの密度を意識して後部操舵室周りを構築する

今回は、後部操舵室とその周辺の工作について。

ここ数回の妄想祭りに比べると、ディテールなんかは写真準拠でサクサク進められたので、スケールモデル作ってるなー、という実感がある。

じゃあ、いつも作ってるのは何だ、と問われると困るのだが。

“ディテールの密度を意識して後部操舵室周りを構築する – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 4” の続きを読む